モモフクの台湾・桃園空港エリア情報

台湾在住10年以上のモモフクです。桃園空港や高鉄桃園駅エリアの情報や台湾ビジネス、台湾人CAの奥さんとの結婚生活などを発信します。

台湾の健康保険証を使って中医に行ってみた

先日運動中にふくらはぎが肉離れになり、しばらくはアイシングや患部を固定して安静にしていました。

怪我をしてから1週間ほど経過し、少し良くなってきましたので中医に行き、ハリ治療をして漢方薬をもらってきました。

台湾では中医がポピュラーで、保険適用もできますので気軽に利用できます。

ではどのように台湾で中医に行けばいいのでしょうか?

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まずはどの中医に行くか?

モモフクが住んでいる高鉄桃園駅エリアには、残念ながら中医や一般病院がなく、問題があった場合は中壢市内に行く必要があります。

距離はバスや車で20分ぐらいにあるので、さほど不便ではないです。

場合によっては台北に行って診療するという方法もあります。(掛かりつけの歯医者は台北です)

さて、どの中医に行くというのは、「どの病院のどのお医者さん」に見てもらうか、ということなので、これはとても慎重になると思います。

今回は「中壢 中醫」「中壢 針灸」などのキーワードでグーグル検索してみました。

ここで出てきた結果で重視するのは、やはりレビューになります。

初めていくところなので、他の人のレビューは非常に貴重な参考資料になります。

特に台湾人は割とストレートに表現しますので、この辺りも判断基準も大いに参考になります。

(たまに感情的な表現がありますが、その場合は逆に当てにならない可能性もあります)

今回検索した中で、レビュー数は少なかったですが、4.7と高評価を得ていた喬泰中医という中医へ行くことにしました。

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台湾の健康保険証を使った診察手順

受付編

まず受付で「健康保険証」を提出し、そのあと「掛號費」(診察申込費)を100元(約350円)を支払って順番を待ちます。

あと初めて訪れる場合は問診票を書くことになります。

モモフクの番号は64番で、その時の診察の番号は46番でしたので、相当待つのかなと思いきや、番号が飛び飛びで結局30分ほど待って自分の番となりました。

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診察編

診察室に入ると先生に症状を伝えると、患部の確認と脈拍や舌の状況を見ました。

そして椅子に座って左足太ももの患部と左腕にハリを刺すことになりました。

通常はハリを刺したあと、そこに電気を流すとより効果的なのですが、モモフクは実は血やハリなどに弱く貧血を起こすのでできないです。

なので遠赤外線ヒーターを使って患部を暖めて相乗効果を狙います。

実際の施術はこんな感じです。

(ふくらはぎに刺さってるハリの写真は、ビジュアル的に良くないので貼るのはやめておきます)

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今回は合計9本のハリを刺してもらいました。

20分ほどそのまま待っているとタイマーが鳴り終了となります。

助手の人が手際よくハリを抜いてこれで完了です。

ハリは使い捨てなので、衛生面でも安心できます。

中国に居たときも中医に行ってハリ治療をしてもらったことがありましたが、場所によっては使い捨てでない長針だったこともあり、衛生面では少し懸念はありました。

お薬編 

治療が終わると、患部に漢方を使った湿布薬を貼ってもらいます。

こちらは持ち帰って自分で貼ることも可能です。(今回は持ち帰りにしました)

結構匂いがしますので、人混みに入るとすぐに分かるので注意が必要です。

あとは漢方薬も5日分処方してもらい、 1日3回食後に飲むことになります。

この湿布薬と漢方薬の費用は80元(約300元)です。安い〜。

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 最後に

この先生はとても上手で、穏やかな話し方なので安心できます。

またここのスタッフも皆さん親切で、とても感じの良い中医診療所でした。

レビューの評価が高いのも納得ができました。

 

台湾の健康保険証について

今回の中医で掛かった費用は診察申込費100元と薬代80元の合計180元(約655円)になりました。

これだけ安く済んだのも、台湾の健康保険証のおかげです。

台湾の健康保険証は、一般企業の雇用者およびその家族であれば、個人負担が3割で、残りが企業6割、政府1割という分担になっています。

仮に自費診療だとしても、診察申込費はだいたい300元ほどになりますので、それでも日本に比べると安く済みます。

ただ台湾も日本と同様に健康保険制度に問題をきたしており、毎年赤字のため近いうちに破綻をするのではないかと言われています。

どの国も健康保険制度を維持することは難しいとは思いますが、国民の健康を維持するためにも、この制度を守ってほしいと思います。

 

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